【A04】人権 | 行政書士[過去問回答]

【A04】人権

「人権」に関する問題。最高裁判所判例などで、重要な判例はマークしておきたい。ここでも「奈良県ため池条例事件判決」、「マクリーン事件判決」、「ポポロ事件判決」など著名な事件があげられている。

1 災害を未然に防止するために、条例により補償なしに財産
  権の行使を制限しても、憲法に違反しないとしている。
  (奈良県ため池条例事件判決/最高裁昭38.6.26)
2 この選択肢の軽犯罪法上の規制は、公共の福祉のための
  表現の自由に対して許された必要かつ合理的な制限であっ
  て、憲法21条1項に違反するものではない。
  (最判昭45.6.17)
3 憲法上、外国人は在留の権利ないし引き続き在留すること
  を要求できる権利を保障されているものではない。
  (マクリーン事件判決/最判昭53.10.4)
4 自白と不当に長い抑留・拘禁との間に因果関係がないこと
  が明らかな場合、自白を証拠とすることができるとして
  いる。(最判昭23.6.30)
5 学生の集会が真に学問的な研究またはその結果の発表のた
  めのものでなく、実社会の政治的社会的活動にあたる行為
  をする場合には、大学の有する特別な学問の自由と自治は
  享有しないとする。
  (ポポロ事件判決/最判昭38.5.22)

よって、妥当なものは
正解<2>